大樹はテン吉の体を強く揺さぶり声をかけたが、今はその声は遙か遠くの者だった・・・
国王『コック前へ。』
コック『ははっただいま・・・』
コックは国王の右前にしゃがみ、頭を下げた
国王『お前はこのラーメン王国をどう思う?』
コック『国王の元で日々味の追求ができ、私めは大変幸せに思います。皆同じ気持ちに違いありません・・・』
国王は次に、マークンに問いかけた
国王『人間の子供よ!お前のその味覚をその力をこの国で試して見ぬか??』
マークン『つっつまり?』
国王『我と共に王国をデカく仕様ではないか?さて・・・お前一人で来たわけではなかろう・・・仲間はどうした?』
ラーメン王国の住人は皆思った・・・口になどは出せないが、皆が同じ事を今心で思った
=仲間の存在など言ってはならない・・・=
と・・・・
マークンは震え黙り込んでしまった・・・・
国王は血相を変え叫んだ
国王『答えぬか!!』
大樹『俺だ!!!俺が仲間だ!!!』
国王『ほう・・・』
大樹は高台に乗り言った!
大樹『てめぇが何考えてるのかも、何をしたいのかもわからねぇ!知りたくもない!マーをマーを返せ!』
兵士『きさま!』
国王『まぁ待て』
兵士『はっ!!』
国王『威勢がいいが、やはり餓鬼だな。。命の保ち方を知らぬようだ!その男を捕らえ、ステージに上げろ!!!』
兵士等は大樹の体をつかみ、ステージへと引きずった
大樹『はなせ!はなせよ!逃げねーよ!マーを置いて逃げるやつなんか俺の仲間にはいねぇぞ!!!はなせ!』
マークン『だぁだいちゃん!!』
大樹はステージに上げられ、国王の顔に唾をかけた!!
国王は怒りを露わにすると思いきや、ニヤリと笑い言った
国王『いくら自分に気をそらすそぶりをしても。』
大樹『何がだ!!』
国王『嘘はよくないと、親は言わなかったか?逃げる仲間はいないだと?女一人、ペット一匹さてどうしたかな??』
大樹『ちっ!!しかしお前みたいに嘘は言わねえ。逃げたと、逃がしたじゃ大違いなんだよ!!!』
国王『きさまぁあああ!!』