「じゃあ、上田さん。また来月もよろしくお願いします」 「ああ、こちらこそよろしく頼むよ」 「僕はこれで失礼します。ありがとうございました」涼は今度は深々と頭を下げライブハウスの出口に向かった。 「涼、待ってたぜ」親友の小山隆司が出迎えた。 「ごめん、ごめん」 「謝る必要はないけど、やっぱり、お前の歌は最高たよ」隆司は親友であるが、このときばかりは涼が眩しく見えた。
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