秀への告白を決意して・・・4日が経つ・・・。
色々考えて、悩んで・・・
もし・・・口に出して言えなかった時の為に・・・
手紙に想いを託そうと思った・・・。
秀への【ラブレター】
どんな紙に、どんな言葉で書けば良いのか・・・分からない・・・。
あまり重く感じてほしくないから・・・ハートは駄目・・・。
だけどね・・・
どんな紙に書くかよりも、どれだけ素直な気持ちが表れているかが大切なんだよね・・・。
文章力なんか無くても、ありのままの気持ちを書けば・・・想いはきっと伝わる。
8年前・・・
中1の時に初めて書いたラブレター。
でもそれは・・・
話した事も無い、憧れていた先輩への気持ちを綴った手紙だった・・・。
卒業式の日に、名札とボタンを貰って・・・一緒に写真も撮ってもらって・・・最後に手紙を渡して終わった・・・。
たぶん・・・貰ったボタンは、第二ボタンじゃ無かったんだと思う・・・。
先輩の学ランのボタンは、見事に全部無くなっていたから・・・。
今思えば・・・あの時渡した手紙は、ラブレターとは違かった・・・。
だから・・・秀の為に、秀のことを想って書く手紙こそが・・・
生まれて初めての、本当のラブレターなんだよ。
それにね・・・手紙を渡すだけなら中学生の私と同じ・・・。
今の私は・・・
もう昔の私とは違う・・・。
8年経ったからこそ・・・手紙だけじゃなくて
本当に好きな人に・・・自分の言葉でちゃんと『好き』って言いたいの・・・。
そして・・・私は今・・・
秀に・・・
心からの『ありがとう』の言葉を贈ります。