(何だったんだろ、あの人…。魔法使いかな…けど…。)
考えにふけりながら、サイナは先を急いだ、タッタッタッ…。
一本樹木の中に村長の家が有るとサイナは村の人に聞いていた…。だんだん、少しずつ一本樹木が見えてきた…樹木にはたどり着いたが、中に入る方法が見つからない。
「どうしようかな、木を切っても良いけど…多分普通に入れるだろうしもう少し考えよ。」
サイナは又一時考えにふけっていた…しかしそう簡単に思いつかなかった。
けれど、別の方法は思いついた。それは持っている刀の柄を木に沿って伝わせて違う感触の所だけ切るという案だった。
「よし、やってみますか。」
と言って歩きだしたら、小一時間かけてようやく見つかった。
「ここか、よし。」
ザシュッ!!!と勢いよく一振りすると、シュッとよくきれいに切れた。
「何だぁ、これー。」