アノ鍵(完)

キユデヒ  2009-01-24投稿
閲覧数[901] 良い投票[0] 悪い投票[0]

里英ちゃんは自殺して一年半は寝たきりで生きていたそうだか…心不全で亡くなったようだ…悲しい現実…熊井は里英ちゃんが亡くなった現実を受け入れる事が出来ず妹の恵梨さんの存在を知り、重ね合わせていたに違いない…。

僕も驚くほど似ていた…。
警察の事情聴取も終わり、容疑から洗い出された…。
仕事を探さなくては…。


人を好きになっただけ…。色々と人の思いが絡み合うと予想もつかない結果が
はじき出される…。

里英ちゃんへの償い…。
にはならないけど…。


妹の恵梨さんのそばに…。助けには
ならないだろう…。



数年後の日記…。

11月18日(火)曇

今朝は肌寒く天気は曇っている。
朝食は八分がゆ
味噌汁
卵焼き
全てがミキサー食
完食した。
顔色いいもいい。
昼から車椅子にて散歩
道端に咲いた花を指差す。
表情は乏しいが…。
僕が他の女性と話しただけで一日ご飯を食べない。
点滴…。

僕はあれ以来、恵梨さんの側にいる事にした…。
仕事は広告代理店…。
今のところ順調。

そして…。
僕のポストに鍵の入った手紙が…。

アノ鍵が届いた…。


新居の鍵が…。


君と住む為に…。


i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 キユデヒ 」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]
激カワスパッツで手軽
にシェイプアップを♪


▲ページトップ