ひろのは、中年の男と楽しそうに歩いていた。俺は、眼を疑った。心の中で、『ひろのに限って…。そんなはずない…。』と叫んだ。俺は、その場に立ち竦んだ。この場から、逃げ出したくなった。
そんな思いをしながら、時間がたち、ひろのと中年男性が、俺の前に現れた。
ひろの『ごめん、待った?』
と、屈託のない笑顔で、俺を見て話しかけた。
晶『いや。今来たところだよ』
中年男性『お〜!久しぶりだね。見違えるようだ』
晶『はっ。はい』
俺は、中年男性が言う事が、さっぱり判らなかったが、どこかで会った事が…。記憶を読み起こしてみた。