洋介と緋里は電車のホームにいた
洋介といる緋里は少女のようにはしゃいで笑っていた
夜風が心地よくこの幸せな時間がずっと続いてほしいと思った
でも時間は近づいていた
♪♪♪
電車がホームに入ってきた
「じゃぁな!」
「うん!」
扉が閉まる
緋里を乗せた電車が小さくなるまで洋介は見送った
数日後
緋里と奈々はお昼に大学の近くのスターバックスに行くことにした
その時は突然やって来た
入り口の側のカウンターで洋介が女の人と一緒にいた緋里は背筋に冷たい衝撃があった
洋介が一瞬こっちを見た…気がした
緋里はそのまま黙って反対にむき走りだした
「どうしたの!?」
「……」
大学に戻り奈々に事情を説明した
「ひどい〜 もう会わないほうがいいんじゃない?」「わかんない…」
「緋里が傷つくよぉ」
「うん…」
午後の授業も終わり帰り道に携帯が鳴った
「緋里っ 久しぶり!」
「……」
「どうしたの?」
「もう電話しないで!」
そう言うと緋里は電話を切った
ワケわからず洋介は心配になりバイクに乗り緋里のマンションの下まで来ていた