奈々はバイトが忙しく単位を取れなかったので大学で補修テストを受けていた
雪がちらほら降っていた
緋里は奈々を待ってる間 大学の食堂でうどんを食べていた
これから先の将来の事や洋介との事が頭から離れなかった
「緋里 ごめん 待った?」「はやく! 買い物に行こう〜よっ」
「よしっ 行くぞ!」
奈々とはしゃぐ時間はもう終わりなんだと思いいつもよりテンションが上がってた
めずらしく雪が積もり街灯に白い帽子をして灯りがやさしく見えた
奈々とは入学の時から仲良しでいつも二人で行動していた
人見知りする私でも初めから不思議と奈々には心を開いた
「もうすぐ卒業だね」
「うん」
「卒業したらどうするの?」
「わかんない…」
「私も…」
緋里は就職すると決めていたがわざと言わなかった 何故なら洋介との事で悩んでいた
奈々と街中を歩いているとと大人びた女性がいた
緋里は小さなため息をついた