家族の事・・・バイトの事・・・就職の事・・・夢の事・・・
辛い経験や心配事・・・未来への不安・・・・
今私が抱えている全ての想いを、真剣に聴いてくれて・・・
やっと、やっと心を許せる相手に巡り逢えたんだと・・・本当に嬉しかったんだ・・・。
秀の優しさに触れて・・・心の中で張り詰めていたものが・・・和らいでいくのを実感したの・・・
私自身も・・・秀と一緒に居ると素直で優しくなれたんだ。
だから私は・・・『この人になら・・・ポーズじゃ無く本心で話しても良いんだ』そう心から想えたんだよ・・・。
秀は、複雑な私の感情も・・・少しずつ理解してくれたよね・・・。
私は・・・駄目だって分かっていても・・・
話してるうちにもっともっと、秀の事が好きになっていって・・・
止められない・・・。
気持ちが素直になりすぎて・・・セーブが効かないの・・・。
『もう会えないなんて・・・寂しいね・・・辞めないでよ・・・私はどうしたら良いの・・・』
こんな女の子らしい言葉を、自然に言っちゃうなんて・・・。
まだ告白したわけでも無いのに・・・秀の前で抑えられない気持ちが言葉として出てしまった・・・。
けじめを着けて、告白に挑もうと思ってたのに・・・
こんなに離れたくなくなるなんて・・・想ってもみなかったよ・・・
告白しないで・・・このまま友達として、いつまでもこうして居られるのなら・・・そっちを選びたいと思ってしまった・・・。
昨日までの私は、ただ告白する事に不安をつのらせていたから・・・
素直な想いを全部伝えたら、それでスッキリ気持ちの切り替えも出来ると思っていた・・・。
だけど・・・今は・・・
告白した後に・・・ちゃんとこの想いを卒業して・・・秀とさよなら出来る自信が無いよ・・・。
『離れたくない・・・。だって、今でもこんなに秀に惹かれてるのに・・・どうやって断ち切れば良いの・・・』心の中で何度も叫んだよ・・・そのたびに辛さが増していったの・・・。