ジルビィアはスィードに叩き起こされ不機嫌さが増したのだ
ジルビィア『今度は何だよ!おいユイラ!ユイラはどうした』
スィードは慌てて言った
スィード『おぉお前と同じ顔の男が現れて、つつつ、連れていかれたんだよ!!!!』
ジルビィア『俺と…ゼルビィアか!!まさか!!あいつは昔・・・・』
スィード『知らねーよ!昔なんか俺はしらねぇ!今ユイラが…ユイラがさらわれたんだよ!』
ジルビィアは寝室から船体に走り込み、望遠鏡を持ち更に蒼目を光らせ、遠くをみた!!
ジルビィア『あの船か!もう随分離れてるな!』
スィードは望遠鏡を覗きこんだが視力の違いを見せつけられた
スィード『わりぃ俺には見えないが、奴は船だったぞ!!』
ジルビィア『あいつも所詮は海賊の血筋かぁ・・・・・しかし実の弟のクルーさらう神経は疑うぜ!』
スィード『どうするんだ?』
ジルビィア『どうするも何も決まってるだろ!!ジィ!!ジィ!!早くこっちに来てくれ』
呼ばれたことに気付いたジィは渋々来た
ジィ『なんじゃい!さっきから騒がしい』
ジルビィア『寝ぼけるな!ユイラがさらわれた』
ジィはハットした
ジィ『なんと!スィードお前か』
スィード『ちっちげぇよ!!第一今俺ここにいるだろが』
ジルビィア『俺は見ていないが、ゼルビィア・・・・ゼルビィアらしいぞぉ』
ジィ『ゼルだと!ご無事だったか!』
ジルビィア『無事は無事みたいだが、神経が曲がった様子だな!!しかし真面目な奴ほど馬鹿になるってのは本当らしい。』
スィードはこの会話を聞きながら急かした
するとジルビィアは言う
ジルビィア『急かすな!まぁみていろ!すぐ追い付く!』
水の聖霊様!!船を水のロケットに変えてくれ!!
海にいるジルビィアの水の力は、恐らく最強だろう・・・・スィードはその力を今、初めて目の当たりにしてしまい、思わず本音がポロリ
スィード『すす゛゛すげ〜』
そして腰を抜かした!!
ジルビィアの船からゼルビィアの船はもう肉眼でも確認できる位置まできていたのだ!!