ぼくは・・・ぼくはまだ生きているみたいだ。目の前では小さな妖精ティラミーが泣いている・・・
ティラミー『ごめんねボン君ごめんね・・・・お札の究極系ビガーデルを倒せが使えないこと知らずに、ボン君を危険な目にあわせちゃって・・・・』
僕は力ない手でティラミーの頭を撫でていった・・・・
ボン『ぼくは・・・平気だから。お札も最初から知ってたんだよ。だからティラミーは少しも悪くない。第一このお札は友達の為にとって置いてるんだから。ティラミー泣かないで』
僕らは何度同じ会話をしたのだろう・・・・
数える気力などはない・・・
ここはカビくさくジメジメとしていて鉄策がある密室みたいだ・・・・
今の僕のライフラインはティラミーが運んでくれるカステラの欠片・・・・人差し指程のティラミーが運べる大きさなど、想像出来るだろう・・・・しかしそれすらなければぼくは・・・とうの昔に・・・・
nextビガーデル
ビガーデル『しかし恐ろしく生命力の強い生物だなぁ・・・・人間とは・・・・』
お菓子の国の王座にビガーデルは座り、王を喰いながら言った
チビ魔導師ニュッチは言う
ニュッチ『馬鹿パパだな!人間なんて、数十年の命なんだぜ。チッチッチ。』
ビガーデルは笑い、王の髭部のムースをペロリと舐め、部下を呼び出した
ビガーデル『さぁ仕上げに参ろうか!!王は喰ったが、やはり年寄りよ!!我は王女クッキィを食したいぞ!!行け!!生け捕りだぁああ』
稲妻の様な声をしている!
ニュッチ『チッチッチ。お菓子の国は本当に美味しいな!』
兵士達は城から一斉に飛び出した!そんな中一人の兵士が血相を変えて駆け上ってきた
兵士『ビガーデル様!報告致します!ラーメン王国で反乱がおきております!引き金は人間かと思われ!そしてその人間達は今お菓子の国に侵入した様子で有ります。』
ビガーデル『ほう・・・大樹、景奈、マークンだな』
兵士『それが四名いる模様で・・・・』
ビガーデルは立ち上がり兵士の首を絞めた!
ビガーデル『今、我が三人だと決めつけたか?』
兵士『ぃぁえ゛゛』
ビガーデル『わかれば宜しい。支配とはお前たち兵士あっての事だからな!期待してるぞ!』
兵士『はっ!!!!』
兵士は深々と頭を下げた