衞と同じくらい美形なんだケド、高木宏介は衞と違って中性的な美しさがある。男らしい人が好きな私は、衞に惹かれた。でも、宏介と接するようになって、ちょっとトキめいたりするようになっちゃったのよね…。
まぁ、なんだかんだ言っても衞が1番なんだけどねッ。
なんて、放課後の教室で思いふけっていると、ドアがガラリと開いた。そこに立っていたのは…。
「宏介?」
「霧香。ちょっと来てくんない?」
私は宏介の後をついて行き、たどり着いたのは人気のない中庭。
私の鼓動が一気に早くなる。
こ…このシチュエーションは、まさか!?