依存症。?

ちぃ☆  2009-01-29投稿
閲覧数[148] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「は、オマエ意味わかんねーよっ!」
「だから拓には関係ねーだろっ!」
「でもっ!」
「やめてっ!」
黙っていた愛が叫ぶ。
「拓、もおいーよ。優、もおいーよ。わかった。でも納得いかないカラ殴らせて。」
「…スキにしろよ。」

バチーン。

これでもかというくらい勢いよくビンタした。一発じゃ気がすまない。
何度も何度も何度も。
「愛、もうやめろよっ!」
拓と幸にとめられ、またその場にしゃがみこみ、泣いた。
「気、済んだ?拓、幸、あと頼むは。俺、行くから。」
冷たくはき捨てるようにそう言うと、ただただじっと黙り込んでいたマユと呼ばれた彼女を連れて、優は街の中に消えていった。
「優のばか。」
「最低。」
「死んじゃえ。」
愛は泣きながら叫ぶほかなかった。



「帰る。」

拓と幸の誘いを断り、家に帰るなりベッドにもぐりこみ眠ってしまうまで泣き続けた。
次の朝、目が覚めるとまた泣いた。昨日の事が鮮明に蘇る。
何かする気にはならなかった。ベッドの中で、泣いては眠り、目覚めては泣きを繰り返した。食事ものどを通らない。
拓や幸からの連絡も無視した。



しかし、3日経った日の夕方。優から着信があった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ちぃ☆ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ