自分ではどうすることも
できないまま
時間は過ぎていって
もどかしさすら覚えた
会いたい
言えない
そんなときだった
「バイトお疲れさま
今、めぐちゃんの
バイト先の近くにいるよ
スターカフェにいるんだけど
こない?おいでよ」
一瞬、目を疑った
スターカフェはバイト先から
歩いても15分の距離で、
まさか仁から誘われるなんて
今すぐ行きたかった
だけどその日は
バイト後、予備校が入ってた
なんてタイミングが悪いんだろう
自分をうらんだ
「実はこれから予備校で
アタシ、仁さんに会いたかった
ごめんなさい」
「そっか…
残念だったね(^O^)
めぐちゃんはチャンス逃したよ」
仁はいじわるだった
どうしてよ、
それだけ?
会いたいのに
もうチャンスはないの?
「も一度、チャンス欲しいです」
それから毎日続いてた
メッセージが途絶え、
一週間
返事がくることはなかった