不安だった
たくさんの
送信メッセージを
見返した
アタシ、何かした?
なんで何もこないの?
自分から何か
起こすべきなんだろうけど
そんな勇気でなくて
寂しいような
悲しいような
もどかしい気持ちの中
時間ばかり過ぎた
スターカフェに
足を運んだりもしてみた
もしかしたら会えるかも
そんな風に思ったけど
現実にそうなることは
なかった
もうあきらめてた頃、
見覚えのある名前から
メッセージが届いた
「めぐちゃん。
久しぶり〜」
仁。
仁からだ!
ずっとずっと待ってた
もうこないと思ってた
「今日10時、
スターカフェのナイトタイムに
友達と飲みに行くんだけど
めぐちゃんもおいで。
ひとりでも
友達とでもいいから。
チャンスをあげる(笑)」
うそ
うそうそうそ!
仁はチャンスをくれた
いじわる
ずっとずっと
ほっといてたクセに
だけど会える
「行きます!絶対」