チビ魔導師ニュッチの餌の付いた釣り竿に、気を盗られていた大樹達は、後ろから三人の武装兵達に今まで気づかなかったのだ!!!
大樹『しまっ゛゛゛』
景奈『た゛゛゛゛』
テン吉『狙いは後ろかぁ゛゛゛゛゛』
マークン『アワワワ!!!』
武器を空にかざした武装兵三人は一斉に、飛び上がり、大樹達へと急落下した
兵士A『とったなり!!!』
大樹は景奈とマークンを抱き抱えしゃがんだ!!
大樹『チキショーせっかくここまで来れたのに!!!』
テン吉『打つ手なしか゛゛゛゛゛゛゛くそ!!!』
兵士B『ヒェッヘヘ俺様の餌だ!!!!』
大樹達は一斉に目を閉じた・・・・
・・・・・・・・
んっ?・・・・
なんだ・・・。
大樹はそっと左目だけをあけた。
景奈もマークンもテン吉も、ましてや自分も斬られていない。無事みたいだ!
震えるマークンを見て、前に兵士が居ないことを確認し後ろを見た!!!!
すると何という光景だ!!この世の光景なのか!!!・・・・は言い過ぎだが・・・・現実
大樹『あり得ないっしょ!』
大樹のあごは外れた!!
兵士B『うぐぐぁうぐぐぁ』
ニュッチ『つーれた♪釣れた♪なぁに釣れたかな♪ガーーーン!!!!!なんだ貴様!!』
ニュッチの釣り竿の餌に何と兵士Bが食いつき・・・・釣られていた!!
残りの兵士達も顔が青ざめていた!!
兵士『アッアア゛゛゛ぇ釣りの餌でしたか゛゛゛』
ニュッチ『バカ兵が!この!バカ兵が!何度、言えば解るんだ!!こ〜れ〜は僕の餌だとどれだけ教えれば気が済むんだ!この!バカ兵が!』
兵士は敬礼しビシッと言った!
兵士『はい!今回で18回目でございます』
大樹『ガーーーンそんなに!犬でも引っかからねぇぞ』
テン吉『そうだ!わん』
ニュッチ『バカ兵がくそぅ!バカパパにチクるぞ!』
兵士『そっ其れだけは勘弁ならないでしょうか!』
ニュッチ『僕でさえ二回しか引っかってないのに!竿を放置した事忘れたんだからしょうがないけどさ!』
大樹『しょうがなくないぞ!!おい!』
景奈『アハハだいちゃん!ニュッチの倒し方浮かんだわぁ!』
ニュッチ『チッチッチ無駄無駄!兵士共やっちまいな!!』