風に舞ってゆく花びらがあの日との境目ただ私はそのジオラマを指で小突く
赤子のように
ほんの少しだけ笑ってたのは私の気のせいかしら あなたの背中しかもう思い出せないの
辻褄の合わない現実だけがこの世界の歯車を動かし
夢の中で痛みから逃げ出す標無き人たち
悲しみに映った私の姿 誰の胸にすがって愛をねだるのか
ねぇあなたはだあれ?
優しさが欲しいんじゃないよ 今時の楽しいはもういらない
そんなものなんかじゃ壊れてしまうの
伝えたいのに言葉にならないまま消えないでよ 私まだ心が泣いてるままだよ
早く抱きしめに来て
風に舞う花びら
映ったのはあなたの後ろ姿だけ
残ったのは たった
一握りの 桜の花びら
落ちただけ