IN LOVED.(13)

nice time  2009-01-31投稿
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「ありがとうございました」


先に送ってもらった
レイナもいなくなり、
夢から覚めたアタシは
0時をすぎてしまった
シンデレラのような気分だった

仁が助手席から降りて
近づいてくる

「じゃあめぐちゃん、またね
連絡するから
…あっ、携帯だして?」

「あっ、はい」

仁はそう言うと、
何やらアタシの携帯を
いじりながら何かをしだした

「俺の携帯の連絡先
教えてなかったもんね」

返された携帯には
新しいメモリ、"仁"と
追加されていた

アタシと仁はネット上でしか
繋がってなかった
これで少し前進した気がする

「交換してなかったもんね
これでダイジョーブ!」


仁は満面の笑みでそういうと
じゃあね、と車へ乗り込んだ


この数時間、本当に
あっという間だった


残ったのは
仁の表情と香りと連絡先


次があるかもわからない
そんな不安に狩られていた

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