IN LOVED.(14)

nice time  2009-01-31投稿
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「ほな連絡せな!」

レイナの電話口の声は
頭の隅まで響きそうなぐらいだ

「わかってるんだけど
できないんだってば…」

あれから1週間、
またアタシは仁に
連絡できずにいた
仁からもくることはない

同じような記憶が
よみがえる


「ウジウジしとったって
何も進まんのやで?
ちょっと頑張ったらエエねん」

「じゃあ連絡してみる」


30分も過ぎたとこだろうか、
やっと電話を切ると
メール表示が目に入った


"FROM:仁"


アタシは目を疑った
今話してたばかりなのに
神様のいたずらなのか
でも色々考えてる暇はない


「めぐちゃんに嫌われちゃったかな
連絡こないからさ
次は二人で会おう」


びっくりした、
また目を疑ってしまう


「アタシ連絡する勇気なくて」

どう続けるかためらう

「ぜひ二人で会いたいです」

この一言打つのに
どれだけ時間がかかっただろう

送信ボタンを打つ指に
力をこめた


ブーブー…


「よかった、じゃあ明日
近くまで迎えに行く」



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