亜樹は、一也の助手席を開けた…
第一印象は、若っ!背が高いなんてボーッとしてたら一也が
「亜樹、寒いから乗ったら?」
「あっ!!ごめんね、はじめまして♪」
「どうも、ごめんね、約束より早く来て」
「いいよ♪とりあえず、車移動した方がいいかな〜」
「亜樹って、若いね〜」
「ちょっと〜どんなん想像してたん?」
「話しても声若いし、見た目も」
亜樹は、ちょっと嬉しかった…でも一也は亜樹より、6コ下…恋愛対象じゃないなぁなんてこの時は、そう思ってた
「亜樹、オレはこの辺土地勘ないから、ナビお願いね」
「どこに行く?」
「車停めて、話が出来るとこかな」
「じゃ、ずっと走ってたら岸壁あるし、そこなら大丈夫だよ」
「了解」
それから、亜樹は初対面の一也にだらだら、愚痴ってたら、横で運転しながら、聞いてた。急に一也が口を出した…
「亜樹、今日土曜日だから、魚釣りの先客多くて無理みたい…」
あっ!!確かに今日は土曜日だから魚釣りが多い日ってコトをすっかり忘れていた…
「ごめん、一也…私の場所選択ミス、どうしようか?」
「じゃ、ラブホ行って話ししよ」
「えっ、今から?泊まりで?」
「違うよ、休憩で」
「話しだけ?」
「亜樹〜やらしい(笑)何、期待してるん?オレはしないよ」
「ちょっと待って!!したくないの?私って魅力ない?」
「今日は、亜樹の話しを聞きに来たから、次の機会にちゃんとしよ」
亜樹は内心、腑に落ちない気分だった…
「どっか、空いてたらね」