くたらない話(8)

タンバリン  2009-02-04投稿
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バイトではあるものの、それなりに責任感持ってやっている。
こないだ先輩が辞めて、自分が一番の古株なってしまったし。

自分もそろそろ、就職を考えなくては…。


それにしても、あいかわらずバイトは面白くない。

何も起きていない訳ではないが、バイト中のことを語ると、グチばっかになってしまうので、今回は、バイトが終わったところまで、ショートカットさせていただく。




さて、バイトも終わったので、真っ直ぐおうちに帰ろう。

彼女を食事に誘わないのかって?

誘いましたよー。
でも、今日は友達と会う約束があるらしく、断られてしまった。

もともと自分も予定があって、ちょっとメシ食うくらいの時間しかなかった。
彼女もそれを知っていたので、友達と約束を入れたのだろう。

しかも、その友達が就職して以来、会っていなかったらしく、今回、会社を辞めたということで、久しぶりに会うという。

それならなおさら、そっちを優先させるだろう。


それにしても、仕事というのは、なかなか理想通りにはいかないようだ。
彼女の友達もそうだったのだろう。

これだから、なかなかどこに就職するか、決めることができない。

しかも、不況のあおりで、今、かなり就職難だ。
仕事がなくはないが、あまり選ぶことができない。

よくあるのが、営業の仕事。
これは昔からやりたくなかった。

きっと、たいして良くもない商品を、自分の成績を上げるために、お客さんにとって必要かどうかなんて考えず、巧みな話術を駆使して、強引に売り込むのだろう。
それができなければ、口先だけしか取り得のない上司に、クズ呼ばわりされながら、日々、ストレスと戦わなくてはならないのだろう。

胃に穴が開きそう。

昔、仲の良かった友達が、営業の職についた。
そこそこ、上手くやっているようだ。

久しぶりに会って話したら、話しぶりがずいぶん変わっていた。
なんというか、なんでも自分に都合がよくなるように、うまく話を丸め込もうとしてくる。

結婚もしているが、どうやら奥さんも、うまく丸め込んでいるようだ。
女遊びがバレてないらしい。

…こんな人間にはなりたくない。
やっぱり営業はやめとこう。

となると、また幅が狭くなったなぁ…。




続きはまたの機会に。



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