その人は、蘭だった。
蘭「星と凜って、いつも有栖姫と一緒にいるよね?有栖姫とたくさん話せていいね!」
星「うん。」
星は有栖と話がしたいのか、仲良くなりたいのかなと思っていた。
凜「嫌みだったりする?」
凜は嫌みを言われている気がしてムカついていた。
蘭「違う!羨ましいの!」
凜「そう。それで?」
星「凜…。」
凜が変な態度をとっていて、星はそれに気付いた。蘭はいつも一人で、窓から外の眺めを見ている人だった。凜はすぐ怒るから、蘭がどういうつもりでそんな事を言っているのか、理解を出来ないまま、怒っていた。
蘭「それでって…ただいいなって思っただけ。」
凜「あっそ。」
凜は怒って、その場を後にした。星は蘭に謝って、直ぐに凜の元へ走って行った。
星「凜!」
凜「何?」
星「どうして蘭にあんな態度をとったの?蘭はいい子だよ!」
凜「外見だけね。何考えてるか、わかんないじゃん!」
星「そうだけど、勝手に決めつけるのは、よくないと思うよ!」
凜「何?星は蘭の味方?そういうのまじウザイ!もう、ほっといて!」
凜は走って行ってしまった。星は凜のために言ってるつもりだった。
星「別に蘭の味方をしているわけじゃないよ…私…間違ってるのかな?」
星は独り言を言っていた。星の前に、ある女の子が現れた……
つづく