気がつくともう太陽が沈んできている
かあさんが心配する!!!
はやく帰らなくちゃ!!!
落とした木の実を拾い集めてリコは走った!!
黄金に輝く太陽を背にして
森へ向かった時間の何倍もはやくおうちについた。
ただいまーっ!!!
本当の笑顔でニッコリと笑って元気に言った!
そこにはとてもとても心配していた、かあさんの姿があった
どこに行ってたのよ!!!
ごめんなさい。ちょっと遊び過ぎちゃったぁ!心配かけて本当にごめんなさい。。。
かあさん。お誕生日おめでとう!!!帰り道においしそうな木の実が落ちていたから持ってきたよ!ラッキーだったねっ☆
かあさんは涙をボロボロ流して喜んでくれた
かあさん。僕、遊び疲れておなか空いちゃったなぁ!ご飯にしようよ!!!
そうね!今日はリコがたくさんおいしそうな木の実を持ってきてくれたから、かあさんおいしい料理いっぱい作るね!!!
そしてまたいつもと変わらない明日がはじまる
いつも通りまたみんなにいじめられてしまうけど、きつねのことは誰にも言わない。
かあさんにも心配かけたくないし、みんなだって絶対に信じない。
でも、僕は確かに勝ったんだ。
そして、とうさんのかたきをとったんだ。
それからリコは元気にすくすく育っていきました。
まだいじめられてしまうけど、リコはもう悔しくなったりしません。
なぜならいじめっ子たちだって勝てないきつねにリコは勝ったんだから。
おしまい