まだ知らぬなら…

あき  2009-02-06投稿
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平成9年11月3日の夜、私(夜神 空 9歳)は目覚めた。
目の前には真っ白な天井…全く見覚えは無い。何処だろうと思った瞬間、今度は見覚えのある顔が私の目の前に現れた。
『め、目が覚めた…そらの目が覚めたよぉ〜!』
と叫んだのは、私の叔母(しずねさん)だった…
私は、今だにすっきりしない頭をフル回転させたが、状況がうまくつかめないでいた。
落ち着いて周りを見回すと、ここは病院で二人部屋の一室ということ。横のベットには弟(大雅 7歳)が寝ていること。部屋の中には叔母と叔父(仁さん)、いとこ(さや 9歳)がいること。窓から見える外は真っ暗でもぉ夜だということだけだった。
その後すぐ、医師と話しをしていたと父(正哉)が戻って来て話してくれ、やっと理解ができた。
でも…足りない…

11月3日文化の日午前9時頃にO市の自宅を出てG市のお墓参りに祖父(武志)・祖母(春)・母(由梨)・兄(晶 11歳)・弟・私の6人で行きました。
お参りも終わり、夕方頃になって、帰ることになったのですが、私と晶にぃとでどっちが助手席に乗るかで揉めた。その時私はどぉしても助手席がよくて泣いていたことを覚えている。
だが、晶にぃは車酔いがひどいからと言われて私は後部席の真ん中に座った…右にばぁちゃん、左にじぃちゃん、じぃちゃんの前にあったクーラーボックスの上に大雅が座る形になった。帰り道ど私は睡魔に襲われ、眠ってしまった。…覚えているのはここまでだ。

話しによれば、車の衝突事故で病院に運ばれたらしいのだが、私は事故のさいに頭を強く打って気絶したのだと、その時顔を強く打って、右目を打ち失明寸前だった、唇の中と顎を縫ったらしい。そぉ言われるまで気が付かなかったのが不思議だが、そんなことより私と弟しかいないことが気になって聞いてみた…
『みんなは違う部屋で寝てるだけで大丈夫だよ』と、親父は微笑みながらそぉ言った。
私は安心して眠りについた…親父達は明日の朝迎えにくるからと言い部屋を後にした。
翌日、看護婦の人が点滴をしてくれたのは良いのだが、私は入院なんて初めてでナースコールも知らないため、トイレに行くのに点滴抜いて行ったら、抜かれた点滴と血の滲んだ布団を見てみんなで探したと怒られ抜かぬように、点滴をギブスみたいなもので固定されてしまったが、私は自力で外し、家族を探しに病室を出た……

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