神様  2009-02-07投稿
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神林始という一人の少年が居る。この少年、見た目は普通の中学生だが、実は人間を遥かに超越した「神」だったのだ。
ある日、路夫が始に話しかけてきた。
この路夫というのもわけありで、神とは少し違うが「悪魔神」なのだ。それもあって、始とは対立していたが、この日は何故か路夫から話しかけてきた。
「俺と手を組むんだ。」と。始は何故嫌いな相手に手を貸さなければいけないのかと思って
「誰がお前なんかと手を組むか。バーカ、バーカ!」ここまで言われるとさすがに腹が立ったが、なんとか抑えて路夫は話しを続けた。
「お前知らないのか。この地球にミルクとマッドが来るんだぞ!」
「ミルクとマッドって・・・まさか。そりゃあ大変だ。」
ミルクとマッドというのは、体が液体でできている双子のことで、最近宇宙を暴れ回っている悪い奴らだ。これは、かなりの緊急事態なので始はやむなく路夫と組むことにした。
そして、一週間が経ち、とうとうミルクとマッドがとある川にやって来た。ミルクとマッドは双子らしく口を揃えて言った。
「てめぇら神だか何だか知らねぇけど俺達に勝てると思ってんのか?」
路夫は、何も言わずにマッドに向かって走った。邪気を放って攻撃しようとしたが、マッドが操る泥に体を固められてしまった。さらに、ミルクが操る牛乳が身動きの取れない路夫の顔を包み込む。
「ヘッヘッヘッ牛乳で窒息させてやる。」
この間、わずか一秒。始は何もできなかった。そうこうしてる内に始も固められてしまった。ミルクが
「これで終わりだ〜!」と叫び、牛乳を飛ばしてきた。もうだめかと思った瞬間、なんと牛乳が凍りついてしまった。
「何?どういうことだ!」とミルクは言った。始は
「残念だったな。俺は体から氷が出せるんだ。だからお前らに勝ち目はない!」と二人に言った。自分でも勝ち目はないと判断したミルクとマッドは地球の外へ逃げて行った。
始は路夫を救出して二人は無事だった。



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