僕は・・・・入学式も終えて、まもなく、各クラスを一人でまわった。
〓友達を作る〓
って言う偽の理由を付け…放課後六クラスある部屋を順にまわった・・・思春期の中学一年だ。
一夏『可愛い子ってなかなか居ないもんだな・・・』
ふと、最後の六クラス目の中央をみた、女三人に男二人のグループだ。恐らく小学からの連れだろう
僕は真ん中の一番、背の高い子が気になり、近付いた!
僕は普通に歩いたつもりだ。何気なく歩き5人の横を通り過ぎると同時に、その子の顔を見ようとした・・・・が
ビシッ!!
何っ?気付くとビンタされていたみたいだ
一夏『えっ゛゛゛』
ぶったのはその子だ
『キョロキョロしやがって!バーカ』
衝撃的だった!
まさか初対面で、約一分以内に、こんな風に出会うなんて
『えりこっ何ぶってるの?知り合い?』
えりこって、言うのか!!この女恥かかせやがって、つうか友達!そこのえりこって、奴の友達!俺は知り合いじゃねぇ゛゛゛
言葉には出せなかった
えりこ『んん。わりっ手が勝手に、って、お前、鳩みたいにびっくりしてんな。』
もう二度とこのクラスにはいかねぇ゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛゛
ってなんだ昔の夢じゃねぇか・・・
俺は水を飲み、落ち着いた
あれから、五年・・・・えりこ元気にやってんかな・・・
その夜、都内のスタジオでの事だ・・・
亜矢『で、一夏新曲出来たのか!!』
俺はビックリしてしまった!
一夏『って亜矢てめぇ!俺先週、二曲も作ったじゃねぇか?』
亜矢『あれは却下だ!鳩みたいにビックリしがって』
メンバーはだまってそのやり取りを聞く
一夏『却下って俺のロック魂が!!』
亜矢『今回私らが要望したのは、バラードとミドルtempoのポップスだ。流行りに乗せなきゃだめなんだ!!こないだのはロックとしては認めるが、今回はデモでCDを売る企画なんだ!!ライブとは違う!!わかるか?お客さんの目線で行くんだ』
一夏『ちっ解ったよ!!三日で作ってやる!』
ケッ文句あるなら、自分で作れって、言い分だよ!チクチョウが゛゛゛
夢で言われた事てめぇ!が言うな
しかし俺って鳩っぽいのかな…