蘭「確か…奈々瀬だったと思うよ。でも私、あの人と話した事ないから。」
凜「私もない。」
星「あるよ!」
蘭、凜「え!?」
二人は同時に驚いた。星が話した事があるなんて思ってなかったからである。誰もが話したいと思っていても、自分から話す事は出来ないでいた。
星「本当だよ!でも相手からだけどね。私が独り言を言ってたら、話かけてくれた、いろいろアドバイス貰っちゃった。」
凜「いいな!」
蘭「羨ましいな!」
凜と蘭は、星が奈々瀬と話した事があるって聞いて、すねていた。
星「でも、自分から声かけてないから。」
凜「喋っただけで、羨ましいの!」
凜と蘭は、コソコソと話していた。星は仕方なく言った。
星「わかったよ。声かければいんでしょ!」
二人は二回ほどうなづいた。星は奈々瀬を探して、頑張って声をかけた。
奈々瀬「どうしたの?」
星「今いい?話したいっていう人がいて。」
奈々瀬「全然いいよ!」
星は二人が待っている場所まで、奈々瀬を連れて行った……
つづく