自ら望んだ高校生活とは違い、あまりにも退屈な日々。
そんな日々に辟易していた中で彼女との出会いが啓太の中で何かを変えようとしていた
「ああ、入部希望ならこの紙に名前書いて。」
「はい、あの…私、バンドがやりたくてこの高校受けたんです。活動が活発だと聞いたので…」
この部活が活発だったのはかつてのこと
啓太もそれを望んでこの高校を受験したはずだった…
諸事情を聞いた後で一年生の彼女はがっくりした様子ではあったが、入部するとの事だった
「あの…ギター教えて下さい！出来るようになりたいんです」
「いいけど。まあ毎日だいたいいるから好きな時においでよ」
彼女が帰った後入部届けを見た
「北条早紀…一年、あれ？中学一緒だわ」
その日も適当に時間を潰して帰ることになった
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