それは思いもしない事だった。
二年前の夏、急に体調を崩し、半端ない下痢と嘔吐が続き、それでも辛い中、家族旅行に帰って来た次の日思いもしない、まさかの大病院行き。
私は夏バテで胃腸を壊しているだけと思っていただけなのに…
血液検査、骨髓穿刺
安静を保つ私に、ドクターから「血液に悪性の細胞がみられます。このまま入院してください」
え?何、それって癌?
癌の告知って、家族を呼んで、落ち着いて聞いてくださいね…から始まるんじゃないの!こんな何人も寝ている処置室で、1人で聞くものなの?
頭の中は真っ白………
とにかく、主人に連絡して(主人は落ち着いていたなぁ〜)
旅行のかたずけもしないまま入院しました。
私の病名は○○○○性白血病大変珍しい白血病であまり症例がないらしく、移植をするしか助かる見込みはないらしい。
そんな怒涛の夏の1日からはじまった。