ある日の事…
その日は休日で街をブラブラしてた時だった。よそ見をしながら歩いてたら君にぶつかった。こんなベタベタな展開だけどこの時から僕は君に恋をした。
しばらくその場に立ち尽くし振り返ると君はもういなかった。謝る事もできずに行ってしまった君。
休みは明けいつもの生活通り仕事に追われる日常になった。
満員電車に揺られ会社に向かう。
いつもの苦しい朝だ。
そんな事を考えてる時、僕の胸ポケットのケータイが電車中に響いた。
しまった!マナーモードにするの忘れてた!
慌てて電話の音を消した。周りからの視線は痛い程刺さる…
その中で迷わず君を見つけられた。
少し目が合ったが君は何事もなかった様にすぐ窓をみた。
今度は僕の胸が鳴り響く…
それから毎朝同じ車両同じ時間に乗った。君に会いたくて。
遠くからだけど君を見る事ができた。
朝のささやかな幸せができた。
そんな事をしている毎朝だったがある日会社の同僚に無理矢理連れられた合コン。
すぐ帰るはずだった。
しかしこんな偶然あるのか…
自分でも信じられないぐらいの奇跡。
僕の前にあの君が座っている…
みんなそれぞれ乾杯しやっぱ最初は自己紹介。
君は僕と同い年で住んでる場所も近い。
更に会社の行き道も同じ。君と仲良くなるにはそんなに時間はかからなかった。だって運命感じた人だから。
次の日から新たな日常が始まった。
いつもの時間に電車に乗る。
偶然を装い君と会話する。毎日やったらバレちゃうかな?
だからわざと時間を遅らす日もあった。
ずっと一緒にいたい…
そんな思いが強くなってきた頃だ。
君からデートのお誘い。
返事はもちろん即OKだ。休みの日になり楽しいデートの始まり。
二人でお喋りしながら色んな所歩き回った。
夕日が街を染める頃、もうお開きの時間がやってきた。
楽しい時間はすぐに経つ…さよならしようとした時に僕はここで勇気を出し告白してみた…
返事はなんとOK。
死にそうなぐらい喜んだ。これから毎日幸せな時が続くのだと喜んだ。
君に一目惚れし、君と出会って君とこうして手を繋いでる。
やっぱり運命ってあるんだね…。
幸せな毎日だった。
愛しい君がこの世界から居なくなる事も、これも運命でしょうか…?
教えて下さい!神様…。