【一度愛は…雄二が暮らす家を見た事があった…。】
私の家は二部屋の少し狭いアパート…。
社長は6部屋ある一軒家…子供は……もうすぐ17歳になる娘と15歳になる息子…。奥さんは近所でも評判の美人さん…。
いったい社長は何が不満で私と…。
本気で愛してくれてるとは思っていないゎ…。
『帰ったぞ。』
『おかえりなさいあなた。食事は?』
『ん…食う…。』
俺は…何が不満で佐山君と…?
『佐山さん彼氏いるんすか?』
達也が言った。
『どうして?』
『俺の事見向きもしないから…』
そう言うと 達也は体を翠に近付けてきた…。
『今日は打ち合わせでしょ。私情を挟むのはやめてくれないかしら?今後ともずっと。』
達也はそれを聞き しばらく黙った後原稿を見せた…。
翠も黙って原稿を確認する。
『いいゎ。じゃあこれで誤字のないよう慎重にね。』
『はい…。』
どうして佐山さんはそんなに冷たい態度をとるんですか…。
続