【雄二は愛をほっておくわけにはいかなかった…。】
佐山君!!
社長の声……………?
目が覚めたその場所は…私のマンションだった…。
『気がついたかい…?』
『社長…なぜここに?もう…10時ですよ…』
『君が倒れたから…マンションまで連れて来たんだ…』
『でも…息子さんは…』
社長は起き上がろうとする私を止めて…
『なぜだろうね…君の方が大事な気がしたんだ…』
と…優しく言った…。こんなに優しい社長を見たのは…初めてかもしれない…。
うれしかった…だけど…
『帰ってください…』
『佐山君?今日は…』
『息子さん きっとお待ちになられてますよ。』
『………また明日…』
『えぇ…』
私達…あまり深入りしてはいけないの…本気で好きになったらゲームはお終いよ…。
《息子さん…きっと社長にそっくりね…》
続