――カローナ
『シンデレラ!!シンデレラ!!わたしのネックレスはどこ??探してちょいだい。』
わたしには、パパという人が2人いました。
1人目のパパは、わたしが5歳の時に突然家をでていってしまいました。
2人目のパパは、わたしが15歳の時に死んでしまいました。
パパの愛を知らずに育ちました。ママは、パパがいなくても平気なようです。
わたしは、パパの愛を知っているシンデレラが憎いです。
だから、あいつは一生灰を被って生きていけばいいんだ。
『シンデレラ。あなたわたしのネックレス盗んだわね。この泥簿!!』
あいつは、いつも悪者。わたしの影で生きていくモノ。
『わたしは盗んでいません。』
『シンデレラ。わたしの可愛い愛娘のカローナが嘘をついているとでも言うのかしら。』
『そんな事では、決してありません。』
『わたししばらくシンデレラの顔なんて見たくないわ。1週間牢屋に閉じ込めておきましょ。』
『まぁ可哀相に、わたしのカローナ。シンデレラ1週間牢屋にいなさい。いいですね。』
『はい。』
シンデレラなんて大っ嫌い。
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