歌いながら泣くヴォーカルがいる・・・・
いる。
いる。
RUIはそれができる RUIはRUIはRUIはRUIはできるできるできる・・・・
俺はRUIじゃねぇ゛゛゛
彼女には出来て一夏には出来ない出来ない出来ない出来ない
会わせる顔もない・・・・ないないないないない
会えるさっ゛゛゛
笑えるか?自然に自然に自然に自然に
俺は・・・・
俺は・・・・。
気付くと、RUIの部屋の前に立っていた・・・・。
もう何分ここに立っているか・・・・
覚えていない。
ただ・・・・ドラムのリーダー亜矢の泣いた顔が悔しくて゛゛゛RUIの笑う笑顔も悔しくて・・・・・・・・
ドアをノック出来ない゛゛゛。
『ん?RUIなんか外に誰か居るみたいだぞ』
RUI『えっ誰かなこんな時間に?龍見てきて』
龍『どちらさんで』
!!!!!
龍!!!!
RUI『龍?誰だった?あっ一夏゛゛どうしたの連絡も無しに』
なっなんで゛゛龍がRUIの家に
龍『思い出した!!うちのヴォーカルの男だよ!!』
RUI『一夏上がって上がって、今メンバーみんなで、打ち合わせ兼飲み会してたの゛゛サッサッ上がって上がって!』
一夏『酔っぱらってる?のか』
RUI『ちょっとだけね!今日いい事あってさっ見せたい物あるから、上がってよ早くぅう』
いい事!!俺は知らなかったのに!!
RUI『ハヤクッ』
龍『ダーリンってかっ゛゛゛くっ熱いね゛゛゛おっションベン小便っと』
部屋の奥から声がした
『RUI、龍早く早く゛゛゛宴会だよ!!』
・・・・・・・・
一夏『俺帰るね・・・・・・・・』
RUI『えっ…うん。なんかごめんねぇ…後でラブコールしたげるね。』
止めないんだ…
一夏『じゃぁ。。』
RUI『うん。一夏大好きだょ』
一夏『うん・・・・』
家に帰り、シャワーを浴び、電気を消して、布団に入った・・・・着信履歴は一件・・・・ベースの奈々かぁ・・・・
俺は何を期待したんだ。そんな早く、電話なんかこないョ
しかし・・・この日RUIからの着信は来なかった。。。