…疲れた。ようやく1日が終わる。
あの日からというもの、宏介はやたら私の傍にいるようになった。
普通なら思わずトキめいてしまいそうな、甘い言葉を嫌というほど耳元で囁かれたり、ごく自然に身体に触れてきたり(ヤラシイコトじゃなくてね)、とにかくもぅヤバイのよ…。衞も私たちのコト怪しく思っちゃったりするかもしんないし。
…あっ!宏介の目的はもしかして、それなのかもしれない。私が宏介を好きになるかが問題じゃなくて、衞が私と宏介が怪しい関係だって勘違いするコトを望んでいるのかもしれない。
だとしたら、私は完全にハメられた!?