shape 21

のん♯  2009-02-11投稿
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――シンデレラ
わたしは今牢屋にいます。
わたしは、何も盗んでいません。カローナもお母様も誤解をしているわ。
お父様は、みんなが仲良くなることを望んでいた。わたしはお父様の最後の願いを叶えたいから今まで、文句ひとつ言わずにがんばってきたのに。
みんなが仲良くすごすのは無理な事なのかしら??

『シンデレラ。シンデレラ。』
聞いたことのないような、でも懐かしい声がした。
『わたしを呼ぶのは誰???』
『僕だよ』
ピカッ
眩しい光が牢屋に差し込んだと思ったら、目の前に男の人が立っていました。
『シンデレ!!僕だよ。フィンだよ。昔君に助けてもらった。』
懐かしい声、懐かしい瞳、懐かしい髪の毛・・・。
『フィン???フィンなの!!久しぶりだね。立派な魔法使いになったの??』
『みんなが仲良くなることかな。お父様の願いを叶えてあげたいんだ。』
『う〜ん。その願いは、シンデレラの心のそこから願っている願いじゃない。シンデレラの本当の願いは何なんだい??』
『わたしの本当の名前は、ミリー。ミリーとしての人生を送りたいです。シンデレラという名前を捨てたい』
『その願い、叶えてあげよう。では僕に舞踏会に行きたいと願うんだよ。そうすれば、すべて上手くいく。さぁ、シンデレラ。おまえの望みは何なんだい??わたしが叶えてあげよう。』
『お城で行われている、舞踏会に行きたいです』
わたしは、魔法使いに願いを言った。

次回→shape 22




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