会いたくて 5話

 2009-02-11投稿
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おれはメールを送った。
正直、ビックリしてうまく言葉にできないけど、1人でかかえてる悩みを打ち明けてくれてうれしかった。おれにはきみを笑わせるくらいしかできないし、それでも暴力を受けていることにはかわりはなくてどうすることもできないけど、ただきみを支えたい。人を信じれないとか言わないで。
おれはきみの味方だからね。

精一杯の気持ちだった。
それでも今までと変わらず日々は続く。
おれは仕事で帰れない日が続く。みゆきが暴力を受けるたび、夜中にメールが来てぼくはそれを見てどうすることもできない自分に嘆く。ただ「大丈夫?」と返信するだけ。
そんなおれにみゆきは
「何もしてくれなくてもいーの。話を聞いてくれるだけでいーの。わたし、すごい助けられてるよ。ありがとう」と言った。

地元に帰るたびみゆきに会いに行った。
おれにできることは少しでもそばにいて、みゆきを笑わせること。本当はいつの間にか大好きになっていた。でも、彼女は春には東京に行く。だからおれはそれまで支えてあげらればいいと思った。
つづく。



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