凜は三人を見送った後、有栖の部屋に行って、部屋の外で立って待っていた。
有栖「凜、いますか?」
凜「いますよ。」
有栖は何かを感じて、目を覚ました。
有栖「何かあったんですか?」
凜「何もないですよ!」
有栖は様子がおかしいと思っていた。
凜「ちょっとポストを見に行って来ますね。すぐ戻ってきますんで。」
有栖は凜が何かを隠している事は、なんとなくわかっていて、返事をしなかった。でも有栖は聞こうとはしなかった。しつこく聞いたら、嫌われる気がして、一人になりたくなかったから、そうするしかなかった。
凜はポストへ行った。ポストを開けて、中に手を入れた。そしたら何かが手に当たった。それを掴んで、ポストから出した。それは、手紙だった。誰からのなのかもわからなかったし、誰になのかもわからなかったけど、封筒を開けて、中の紙を取り出して見た。それは……
つづく