その時声が聞こえた。
(我が力をお前の力と共に増長させた。奴を倒すぞサスケ!)
短く低く言った。
「もちろんだ」
そして芯の熱さが体中に行き渡った時、轟音と共に何かが肩を空かす。
「避けた・・・のか?」
「もう俺は負ける気がしねえ。インフェルノのパワーと俺のスピードで奴を倒す!
!」
地面を蹴った。およそ三回。
物凄いスピードになった。イフリスには見えていないだろう。
イフリスの毛で隠れた首に向かって剣を振った。
手応えが無い。何故?
考えた瞬間熱いモノが腹を直撃した。
燃えている…?
そう認識した時にはもう遅かった。
イフリスの剛剣が轟音と共に近づいてくる。
その瞬間光と共にサスケが消える。
目標を失った剛剣は地を割った。
「なっ・・・何…」
「お前はこう言う。『なっ・・・何故だ?なんだ奴の速さは?』とな。」
「何故だ?なんだ奴の速さは?」
「!?」
「動揺したな?お前の負けだ。」