俺とキミの時間。

ynika  2006-07-06投稿
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「碧くん、やれば出来るんじゃん♪」

「俺をなめるなよ?」

「なめてませーん♪」


俺は今、勉強机に向かっている。
…やっぱり、ゆりには勝てなかった。
ここまで来たら、50番以内とは言わずに、10番以内にでも入りたくなる。
なんだろ…男のプライドってやつ?
俺に似合わねぇー。

「ゆりも勉強しよっと♪…碧くん、大丈夫?」

「大丈夫、大丈夫」

「…時間だよ?」

「は?」

時計を見ると20時だ。

早く帰らないと夕飯が無くなってしまう。

「やばい!!」

本当にやばい。
今日はいろんな事で、やばい状況に陥ってるような気がする。
…気のせいか?

「ゆり、じゃあな!絶対、50番以内に入るからな!」

俺は変な捨てゼリフを残して、ゆりの家を後にした。


家に帰ると、直ぐさま母ちゃんに怒鳴られたが、それを無視して勉強机へ向かった。

来る日も、来る日も勉強をした。

テストに向けて。

………ゆりに言う事聞いてもらうためw

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