流れるように読み、止まることを捨て、覚えることのないように、又流れるように読め。
私は全ての道でなければ、そもそも全ての道など存在してないのだから。
時としてある人はある人に出会い、いずれ別れる。時過ぎればまた別のある人に出会い、またいずれ別れる。
その中には様々な喜怒哀楽が流れ、また後に無となる。
永遠なきヒトトキの積み重ねに皆それぞれの道を踏みしめる。
あぁお前、お前がその道を選ぶなら私もその道を選ぼうか。
時に人は選択の瞬間で溢れている。
あぁお前、お前があの道を選ぶなら私はこの道を選ぼうぞ。
友といえども合うものも合わないものも兼ね備えている。
生きる意味を探す。これすなわち人ととくとあらば、意味見つからぬものも又人なり。
この人々の一つ一つの命に意味あらば、それきっと人にあらず。
しかして私の理が真かと言えば断じてそんな事はあらず。
人の思惑に真を貫けること。これすなわち全ての道が同じでなければならぬこと。
人、賢人で有ろうとも私を呑み込むことなかれ。又人、誰であろうとも私に呑み込まれることなかれ。
例え同じ名称の場所に立てども同じ足場には居らず、居られるものならそれは人にあらず。
人には皆それぞれの道がある。
こうして私の詩を詠むものは人なり。しかして詠まぬ人も又人なり。
さらにこの詩を書く私も又人なり。
そして私も又自身の道を今日も旅行く。