【罪悪感でいっぱいになりながらも二人は濃厚に愛し合う…。】
翠は達也の書いている連載小説【罪悪感】を思い出していた…。
彼が書いているのは浮気をしている男性の話…。
《浮気と不倫って…一緒なのかしらね…。》
『きれい…。』
波の音が静かに聞こえる砂浜で…二人は寄り添い座っていた…。
『天気が良くてよかった。悪いと来た意味がない…。』
あなたといれればどんな状況でも良かった…そんな言葉言っちゃだめかしら…?
『新条先生は…いくつだったかな?』
『22ですけど…なにか?』
『あーいやなんでもない…。』
社長…やっぱり彼に何か言われたのですか…?
『…………………社長…私まだ足りませんゎ…。』
『足りない…とゎ?』
『もっとあなたに抱かれたい…。』
そして私達は…人気のない夜の砂浜で昼以上に深く愛し合った…。
奥さん…ごめんなさいと心ではつぶやきながら…私はこの人とのこの関係をやめる事はできません…離婚を要求したりなんてしない…だから……。
奥さん…ごめんなさい…。
続