「む…らん?」翼を模した剣を背中に背負いがらカケルが尋ねた。
「あぁ…夢魔にも三種類ある。雑魚兵は夢魔…中堅を夢乱…そしてオオバケ…兇魔…」空間から刀を取り出しながら空はいった。
「兇魔…」「この辺りは心力が弱いから夢魔が頻繁に出現するのだが…夢乱なんて珍しい…」眼鏡をキラ?輝かせながら空は続ける。「兇魔は十年前にゼウス様とワルキューレ様が指揮をとり、光元老と三人で退治されたから」グオォォ…
思わず耳を塞いでしまう咆哮があがる。
「う…くっ」「心を強く持って!自分を信じて!それじゃあ…行くよ!」