昔の彼女(9)

ひろ  2006-07-06投稿
閲覧数[333] 良い投票[0] 悪い投票[0]


「ちゃんと全部運んだの〜?」

「うん、後は片すだけ〜♪」

由美は帰ってきていた。

昔の家に…

せっせと荷物を運び、悩みながら物の配置に工夫を凝らしている。

「早く散歩したいなぁ〜☆」

鼻唄まじりに呟く。


ずっと、住んでた街に帰ってきたのだ。上機嫌にもなるだろう。


由美の横顔が夕日に照らされ紅く染まる。
どことなく昔の面影はあるものの、垢も抜け、大人っぽく成長していた。


そして、転入先はとしかずのいる高校。



「ナルミ?」

「…寝ちゃったのか?」

としかずはまだ寝ているナルミの寝顔を見て、幸せに浸っていた…。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ひろ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ