凜「その前に、敬語はやめない?私タメにしてたんだけど。」
有栖「でもそれはいけませんし。」
凜「校則を敗ってもいいじゃん!私達仲間以外でしょ?」
有栖はゆっくり『うん』とうなづいた。
凜「私好きな人が出来ちゃったの。」
有栖「好きな人?誰?」
凜「純なの。でも私は純を好きになってはいけなかったみたい。」
有栖は理解が出来なかったから、訪ねてみた。
有栖「どういう意味?」
凜「純の昔話聞いたでしょ?純は果穂の事が好きって事も。」
有栖「聞いたよ。」
凜「果穂に戻って来てほしいけど、何か嫌だ。」
凜は二人が出会ったら、どうなるか、なんとなくわかっていた。
有栖「純様が果穂の事を好きでも、諦める必要なんてない!過去なんて関係ないよ!凜が純様の気持ちを変えるの!誰かが止める権利なんてないと思う。私は凜の恋を応援するよ!だから、頑張って!」
凜「姫、ありがとう。最後まで頑張るよ!」
二人はお互いの顔を見て笑った。
凜「ねぇ、今から…」
凜は見てしまった。
有栖「凜?」
有栖は凜が見てる方を向いた。そこにいたのは……
つづく