懲役

喜一  2009-02-19投稿
閲覧数[482] 良い投票[0] 悪い投票[0]

2月17日
久々のラーメンだった。大福に関しては6個も食い昨日の夜は胸やけして大変だった。
面倒見はいいが、昨日刑事から出た言葉、20日の日移送だからな!って拘置所に移らなければならない。目の前にいるヤクザ者より早くこの警察署から出ることになってしまった。
オメエはまだ刑が確定してない未決囚だからそんな事はないと思うが、ここと違って拘置所は厳しいぞ!ここはワシらの身の回りの世話をしてる人を担当さんと呼んでるが、向こうでは先生と呼ぶんだよ、雑居部屋だといろんなやつがいるから気を付けた方がええぞ。

坊主頭のヤクザ者はまるで親が子を心配するような眼差しで話した。
そういえば、この人の名前も聞いてなかったし、俺も名乗ってなかった。
人と出会い別れるというのはどんな状況でも悲しいと今日生まれて初めて感じた。
後3日!なんだか凄く遠い所へ追いやられる気がしてならなかった。





投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 喜一 」さんの小説

もっと見る

日記の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ