俺たちは、居酒屋に入った。
晶『先生、生ビールでいいですか。』
加藤『あぁ、生ビールでいいよ。』
晶『ひろのは、どうするんだぁ。』
ひろの『あたしも、生ビールでいいよ。』
晶『すいませーん。生ビールみっつ、お願いします。』
店員『喜んで。』
早速に、生ビールが運ばれてきた。
店員『お待ちどうさまです。』
晶『ひさびさの再会を祝して、乾杯。』
三人『かんぱーい。』
加藤『相変わらず、晶くんは、仕切り屋だね。』
晶『いや、そんなことないですよ。』
ひろの『また、謙遜しちゃって。晶と付き合っていると楽なんですよ。』
加藤『やっぱり、昔と変わっとらんなぁ。』
ひろの『そうなんですよ。ワガママなところも変わんないですよ。それと頑固なところもね。』
加藤『あっははは。そうかそうか。』
晶『いや、自分では変わったと思いますよ。丸くなったし。』
ひろの『えっ〜。丸くなった。よく言うなぁ。こないだ食事行った時なんか、注文とちょっと違っただけで、店員の女の子を泣かしてたじゃん。』
晶『あれは、店員が悪いんだから、しょうがないよ。でも、泣くことないよね。』
加藤先生は、そんな俺たちの会話を満面な笑みで、聞いてくれていた。