職場だけでの付き合い、少し趣味が合う。その程度で勘違いされてはあなたにとっても迷惑で、そして僕自身をも貶める行為だったことは重々承知でした。
ただのキモい男です。
あなたにとっては目の上のたんこぶ、ただのお荷物。
わかっています。わかっていたんです。でもあなたを忘れることはできなかった。
あなが誰かと話をするたびに言い様のない悲壮感が芽を出した。
年に数回行われる飲み会の席であなたが他の誰かに親しげに振る舞うのを見ては、卑しい気持ちが僕の身体を駆け巡った。
僕は帰りの地下鉄の駅で卑しい気持ちを汚物とともにぶちまけた。
僕にとってのあなたとは?色々考えていた。