占い師?−虚弱体質−

LiLi  2009-02-20投稿
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私は子供の頃に、1度大
きい病気をしただけで、
それ以外は至って健康だ
と思っていた。
子供の頃に大きい病気を
すると体が強くなると聞
いたので、『だから私は
強いのかぁ。』と思い、
呑気に納得していた。
占い師は私に、
「体調崩しやすいでしょ
?あなた、虚弱体質なの
よねぇ。」と言った。
私は占いなど信じていな
かったので、
「胃は弱いけど、その他
至って健康です!」と結
講強気に言ってみた。
占い師は、
「でも占いの結果にそう
でてるから、体は弱いと
思うよ。
立ち仕事とか、重い物を
持つ仕事は向いてないと
思う。」と言った。
…確かにそうだ。
以前、工場の仕事を半年
だけしたことがあった。
立ちっぱなしで、ずっと
同じ作業を繰り返す仕事
だ。
貧血で何度も早退した記
憶が舞い戻ってきた。
派遣で契約期間が決まっ
ていたのだが、体調の悪
さから契約期間さえ守れ
ずに辞めてしまったのだ
った。
思い返せば小学校の時、
その学校は知的障害を抱
えた子供たちの学級があ
り、プールの時間になる
と、その子達は黄色い布
を貼り付けたプール帽を
被っていた。
何かがあった時の為に目
立つようになっているの
だ。
そして私もそうされてい
た。
なぜ私が、そんな帽子を
被らなければならないの
かと、とても恥ずかしく
苦い思いをした事を覚え
ている。
子供の時にした病気は今
でもなくなったわけでは
ないと思い知らされたの
だ。
高校に通う時、朝のラッ
シュが身体に合わず、貧
血を起こし、途中下車を
した事が何度もあり、そ
れから学校に行くのが窮
屈なり始めた。
自分では身体が弱いなん
て少しも思わなかった。
しかし母は、
「おまえは普通の身体で
はない。」とよく言って
いた。
私にはけなし言葉に聞こ
えていて、言われる度に
微妙に傷ついた。
占い師に言われ、過去を
思い出し、母の言う“普
通じゃない身体”だとい
う事を受け入れざるを得
なくなった。
虚弱体質と言うと、ずっ
と入院していたり、すぐ
に病気にかかるイメージ
があるが、普通より身体
が弱い人も含めて虚弱体
質と言うことを知った。



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