倉庫で若者が汗を流す。
「おい、ぼーっとするな 今からトラック来るからちゃんと仕分けしろよ」
「はい、すみません。」
ねぇ、君の事を思いだす
寒い季節に二人は出会い
少しずつ心は溶け合った
僕は何故か新宿にいた。歌舞伎町をふらふらして綺麗な月を眺めて泣いた
「もう誰も信じないよ、誰も愛さないと誓うよ」
一人呟いて歩いてると、キャッチに引っ掛かった
「可愛い娘が沢山居るしぜひ飲みに来て下さい」
気分的にブルーだったしお金もあり仕方なく行く
店内は赤い椅子が並んでミラーボールが回ってた何か違うって思ってたらその通り少し違う店だ。
「お隣り失礼します。
初めましてユキです
外寒かったでしょう。」
彼女は真っ直ぐ目を見て
両手で僕の手を包んだ。
「良ければメルアドをねごめん。駄目ですか。」
「はい、大丈夫です。」
そんな感じで出会って、何回か彼女に会いに行くメールで連絡をとって。
幾つか時が流れ彼女から
メールが突然に届いた。
「私は店をやめました、メールならね言えるからメル友としてよろしく」
「何で、君は可愛いしねいつか指名を受けるしさやめたらもったいないよ僕的にはね嬉しいけど、だって、大変だからね」
彼女からの返事が来た。
「君に惚れて女性としてそばに居たいと思って」
僕はすぐに返事を書く。
「僕で良ければってかね友達も恋人もいないし」
彼女からの返事は
「彼としてそばに居て」
僕はよろしくと返事した
そんな感じで彼女に会い
少しずつ心を重ねてゆく
本当に幸せだったんだ。
大人愛に変わってゆく。流れもねスムーズだった
「二人は同じ年だからね出会った5年後のイブに僕とね結婚をしよう。」
彼女は静かに頷いた。
けどそれは叶わなかった
病に倒れ約束の25歳で
クリスマスイブの結婚式
それは叶わなかったんだ
僕の左手の薬指の指輪は雪に渡す物だっんだ。
30出前の今も独り身だ
彼女意外は居ないから。
君に伝えたいありがとう
ごめん。が時々涙になる
心が言い様のない感じに
なるのは寒い季節だけだ
「おい、ユキアキ
トラック来てるからな、もう、しっかり頼むぞ」
「え、はい、すみませんちょっと考え事をしてて
もうそんな季節なんだ」
「お前バイト紹介をした身になれ仕事中駄目だろ
雪の事なら仕方ないか」
雪の様に溶けた
恋愛を忘れない